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●以前やってました頃のピートを使った繁殖水槽は殆ど底面フィルターを使っていましたので、今度はスポンジフィルターを使ってやってみることにしました。魚はネオンとグローライトです。
スポンジフィルターの水槽にピートの煮汁をたっぷり入れます。(ピート水の繁殖水槽を参照して下さい)更に硝酸も入れてpHを下げます。実は、飼育水槽のpHが5.0迄下がっていましたので、今回の繁殖水槽はpH4.6迄下げてみました。ちょっと低すぎるとは思いながら、何ごとも実験だからと思い、やってみました。
●最初、グローライトを入れてみました。オスは元気よくメスの回りを泳いでいたのですが、殆ど観察をしなかったので産んだかどうか分からないまま24時間後には取り出し、今度はネオンを入れてみました。今度は半日位たって覗いてみると丁度産卵を行なっていました。
それから2時間後に取り出し、6時間位経ってから、底にたまってるピートモスを少し動かしながら虫眼鏡でじっくり観察してみましたところ、孵化したての仔魚がヒョコン、ヒョコンと動いているのが見えました。ネオンの産卵からはまだ6時間しか経っていないのでネオンの仔魚ではないので、グローライトも産卵していたものと思われます。
以前やってた頃もネオンはよく産卵したのですが、孵化してからの初期餌料に苦労しまして、育ったのは1回にほんの数匹でした。なんとか数十匹は採ってみたいので初期餌料に関していろいろ試してみたいと思います。
●3日後、余りにもpHが低いのでちょっと上げることにしました、pH5.9になりました。5日目位からかなり泳いでるのが認められましたので、餌やり開始です。餌は卵黄、クロレラ、ディスカスフードを乳ばちで擦ったものを与えることにします。更に2日位経って、水質悪化に気付きましたのでエアーレーションで水を動かすようにし、スポンジの目詰まりも洗って元の状態に戻します。(水質悪化はピートモスが底に少したまっていますので、それが巻き上がらないようにスポンジフィルターの吹き出しを真上にした為、水が動かなかったことが原因だと思います。又、卵黄も少しやり過ぎたようです)じっくり観察しますと、底にかなりの死体が認められました。それでもまだ何割かは残っていますので実験は続けます。
●今度はディスカスフードとテトラミンだけを乳ばちで擦ったものを与えることにします。更に3日程してよく観察しますと、元気な仔魚が数匹認められましたので粉餌を食べてくれてるようです。もう少しでブラインシュリンプの幼生が食べられる大きさになりそうですが、今回は粉餌だけで育つかどうか試してみたいと思います。
結局、粉餌だけで少し育ってきましたのは5匹位になってしまいました。やはり途中の水質悪化が響いた様です。しかしながら数匹でも育っているというのはカラシンも粉餌だけでうまくいくというメドがたったように思います。
●今度は水質悪化にならないよう、底面ろ過でやってみます。煮込んだピートを固まりごと入れてやります。今度はかなりの量のピートを入れましたのでこれだけでpHは5.0になりました。硝酸は使わなくていいようです。産卵床としてハイグロの固まりを隅っこに入れてやることにします。
●翌日、腹がパンパンに張ったグローライトのメスがいましたのでこれで実験開始です。ペアーを入れて更に翌日、産卵開始です。やはり“だるま”のようなメスだけあって休んでは産み、産んでは休みで延々2時間以上はやってたようです。
1日経つと、産卵数が多いだけあって、無精卵で白くなった卵がかなりころがっています。更に次の日、振動を与えてみると、かなりの仔魚が認められました。
産卵後4日目から少しづつ餌を入れてみます。本当はまだ食べないんですが、餌を入れることによりインフゾリアが発生してくれないかと思い、少し早めにやってみます。餌は卵黄にしてみます。
●6日目位から卵黄を食べているのが観察されました。仔魚の腹が透けて中の卵黄が見えています。それ以後も順調に卵黄をよく食べています。
卵黄とか粉餌をどんどん与えていますと、底面ろ過の場合、砂利の上に敷きつめられたピートモスの上にたまっていき、その上を水カビが覆い、徐々に水が循環しなくなりますので、時々長い箸でも使ってピートモスをかるく耕すようにすると又勢いよく循環します。
●順調に卵黄を食べて、もう完全にブラインシュリンプの幼生が食べられる大きさになっていますが、このままもう少し卵黄と更に粉餌も与えてみます。
●失敗です。又又水質悪化です。ブラインシュリンプに切り替えていれば余り水質悪化にはならないんですが、本当に卵黄は難しいです。水質悪化の原因は産卵床として入れていたハイグロがあっという間に増えて、小さい水槽ですので水槽内はもうハイグロで一杯になり、水の流れをさえぎっていました。その為、ろ過がうまくいかずに水質悪化になってしまいました。
こういう失敗談も参考になるかと思いますので、どんどん書いていきます。
●もう一回グローライトで実験です。だるまのメスと元気なオスを入れます。今度はちょっと少なめのピートで、pH6.0です。産卵床は同じくハイグロです。水の流れが悪くならないよう、卵黄を与える頃にはハイグロは殆ど取り除こうと思っています。
●次の日には産卵です。グローライトは本当によく産んでくれます。前回はかなりの数の卵がカビてしまったのですが、今回は一日経っても殆どカビた卵は見当たりません。
●どうやらpH6位が一番いいようです。それより低くするとどうも死卵が多くなるようです。そういえば以前やってた頃は殆どpH6前後でやっていました。
●産卵後5日目位からかなりの仔魚が泳ぎ始めました。さて次の日、そろそろ餌やりを開始しようかと、水槽の中をよ〜く見ると......“あっちゃ〜、あんなに一杯いた仔魚はどこいったんじゃ〜。”不思議なことに2〜3匹しか見当たらないんです。
●原因が分かりました。今回は45cmの新規の水槽をセットし底面フィルターは一枚のみなんですが、その横の部分で大きな砂利がむきだしになっているのを発見、(ピートが前回より少なかった為完全に覆いきれなかった)ここから仔魚が吸い込まれ砂利の中に入り込んでしまったようです。やっぱり底面ろ過の砂利は小粒でないと駄目だと分かりました。
●又、スポンジフィルターでやってみます。底面フィルターでしっかりろ過されたピート水を使います。そして、モーターポンプのスポンジフィルターで、かなり吸い込む力が強いので、仔魚が泳ぎ始めるまでは軽いエアーレーションのみにしようと思います。
●2本の水槽を使って、ネオンとグローライトを同時にやってみます。pHはどちらも6.0位です。ペアーを夜入れたんですが、次の日の夕方4時頃、どちらも産卵です。
●2日位経ってよ〜く観察してみると、ネオンの方はかなりの数がヒョロヒョロストン、ヒョロヒョロストン(舞い上がっては落ちる状態です)と動いているのが認められました。しかしながらグローライトの方は全くいないようです。原因は水質悪化で失敗した水を1週間位廻せば大丈夫だろうという判断が甘かったようです。
●ネオンは順調です。産卵後4日目からスポンジフィルター運転再開です。数時間後見ると、ガラス面にかなりの数の仔魚がついています。
●更に2日後、底を泳ぎ始めました。数は多いです、今迄で一番多いようです。いよいよ餌やり開始です。テトラミンベビーと卵黄をよーく擦ってやります。どうしても餌が底にたまって亜硝酸が底部で発生しますので巻貝を10匹程入れることにします。
●ネオンは卵黄も粉餌も駄目なようです。どうも食べてるようには思えません。グローは卵黄をよく食べたのですが......。以前やってた頃もネオンの初期餌料には本当に悩みましたがたまに数匹採れたこともあるんです、その時はたまたま何か微生物でも増えてほんの数匹ながらも、採れたのでしょうか。こうなるとネオンの場合はインフゾリアとか単細胞藻類などを考えないと駄目なようです。
●あるいはこういうことも考えられます。卵黄とか粉餌でも軽いエアーレーションでゆるい動きを与えてやると食べるかもしれません。これに関しては少し心当たりがありますので。
●今度はピート水を使わないで、硝酸だけでpHを下げて産卵させてみようと思います。pH6.2,炭酸硬度0、総硬度3です。この水を3日間廻した後、軽いエアーレーションだけにします。産卵床としてハイグロを隅に固めて置きます。
●先ずはグローライトで実験です。夜、消灯前にペアーを入れます。翌日の夕方産卵です。やはりカラシンを産卵させるには炭酸硬度を0にすれば総硬度は3でも可能なようです。
●翌日、かなりの数、ふ化しています。グローライトはうまくやれば卵黄とか粉餌を食べてくれるのですが、ネオンのことを考えて何とかインフゾリアでやってみたいと思います。
●産卵から4日目、ガラス面に仔魚がつき始めたのでスポンジフィルター(モーターポンプ直結型)の運転再開です。水流を弱める為に、水の吹き出しを真上にします。底を泳ぎ始めました。数は分からないのですが結構いるようです。
●2〜3週間前からインフゾリアを発生させていましたので、それをやってみます。コップでその水を汲んで、そのままドバッと入れます。
●翌日、元気に泳いでいます。しかし餌を食べてくれてるのかどうか、まだよく分かりません。
●結局、駄目でした。この後、ネオンも硝酸だけでpHを下げて産卵させてみたのですが、やはり産みました。しかしながらネオンも泳ぐところまでで後は駄目でした。インフゾリアがうまく発生してくれていませんでした。これから初期餌料用の微生物の湧かせ方を研究してみます。
●またまたグローライトに産卵させて実験です。インフゾリアの湧かせ方も分かりましたので何とかなりそうです。やり方は前回と大体同じです。ひとつ違うのはハイグロをやめてウイローモスにしたことです。実は前回インフゾリアを湧かせる過程で、最初のうちは順調にいってるようでしたが、途中からハイグロの固まりを入れてやるとインフゾリアがいなくなってしまったんです。どうもハイグロは使わない方がいいようです。
●ふ化後5日目からスポンジフィルターの運転を再開し、いよいよインフゾリアをやってみます。6日目位からどうやら食べてるように思われます。成功したようです。
●現在、ふ化後8日目ですが元気に泳いでいます。そろそろブラインシュリンプの準備をしようと思います。ブラインシュリンプを食べるようになれば100%成功です。
●ふ化後9日目、ブラインシュリンプを与えると殆どの仔魚が食べています。まだインフゾリアしか食べないのもいますので両方与えた方がいいようです。
●一応成功しましたので次のページにまとめました。(ネオンに関してはまだやってみます)
●ネオンもやっといい親ができましたので実験開始です。グローライトが成功しましたので同じ方法でやってみます。ただし、グローライトの時はpHを6.0にしたのですが、ネオンは5.5にします。
●産卵、ふ化と順調にいっています。現在、インフゾリアを与えているんですが、ようく見ると食べてるようです。腹の辺りが少しふっくらとしてちょっと色もついてるようですので。
●インフゾリアを与えてから5日位経ちましたのでいよいよブラインシュリンプを与えてみます。これを食べれば100%成功です。.....食べてます、いっきに腹がオレンジ色でぱんぱんになるのでよく分かります。これでネオンも成功しましたのでまとめのページに追加します。
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